腎不全の予防・改善を目指しましょう

腎不全とはどんな病気なの?

 

腎不全の定義は、腎臓の濾過機能(糸球体濾過量)が低下し、
老廃物が血中に溜まりだした状態です。

 

具体的には腎臓の濾過機能が60%以下になり、
老廃物の代表である血清クレアチニンが血中に溜まりだし、
正常値を超えて上昇をはじめた状態のことです。

 

腎不全は「急性腎不全」「慢性腎不全」に分けられます。

 

急性腎不全とは急激に腎機能が低下した状態です。

 

「急激に」とは1日~1週間程度の間にという意味で、慢性腎不全とは速いときは数ヶ月、
遅い場合は10年以上かかって腎機能が低下する状態をいいます。

 

また、腎機能レベルから「保存期腎不全」「末期腎不全」に分けられます。

 

「保存期腎不全」とは透析を必要とするレベルまではいまだ腎機能が低下していない状態です。

 

この状態を「透析前腎不全」ともいいますが、
この名称はいずれ透析療法に入るということが運命づけられているという印象を与えます。

 

慢性腎不全で進行していても治療により生涯、透析に入りそうもない患者さんも増えています。

 

「末期腎不全」とは透析療法を行っている状態をいいます。

 

腎臓病は透析療法に入ると莫大な医療費がかかるため、
世界中で統一した対策を立てようという動きがあります。

 

 

 

腎臓は非常に大切な器官です

 

腎機能がしだいに下がってくる病気、慢性腎不全で、腎機能が60%以下に下がったとき、
はじめに現れる異常が血液中の尿素やクレアチンニンという窒素系老廃物の濃度の上昇です。

 

また透析医療に用いる人工腎臓のはたらきは濾過、排泄です。

 

あとの調節やホルモンの補充は人の手で行われますが、
そのような不完全な装置でも、それを使って20年以上生きることができます。

 

このようなことからも、濾過、排泄が腎臓のはたらきの中心をなすことがわかります。

 

腎臓はどのぐらいの予備力があるのでしょうか。

 

動物実験で一方の腎臓を取り去っても一時期腎機能は少し低下しますが、
また元に戻り、体の機能はすべて保たれ何事も起こりません。

 

残りの腎臓にいく動脈の枝を縛ってしだいに腎臓にいく血液量を少なくすると、
全体の6分の1にまで少なくしたとき、
はじめて尿素やクレアチンニンなどの窒素系老廃物の血中濃度が上昇して腎不全の状態となります。

 

このことから2つの腎臓の予備力は全体で6倍程度あると考えられています。
これは肝臓の持つ予備力とほぼ同じです。

 

糸球体のはたらき、糸球体の毛細血管は、
流れてきた血液は糸球体毛細血管の中で75ミリ水銀柱の血圧を保っています。

 

ふつうの毛細血管内の圧は40ミリ水銀柱程度ですから、かなり高い圧が保たれています。

 

毛細血管の外側の圧はきわめて低いので、圧力の差で効率よく濾過が行われます。

 

濾過面積は左右の腎臓を合わせて1.5平方メートルあります。

 

もっと詳しく腎臓の仕組みを見る>>

もっと詳しく腎臓の働きを見る>>

 

糖尿病が腎不全の原因になる?

 

腎不全になる原因のひとつに糖尿病が挙げられます。
いわば合併症のような関係にある病なのです。

 

ですので、糖尿病の恐れがある方や心配な方はまずこちらの予防改善から取り組んでみましょう。

 

近年話題となっているのは、東大グループが研究開発しているアディポネクチンという成分です。

 

これは運動をしなくても、
メタボリックシンドローム・糖尿病・高血圧などを改善してくれる、
非常に優れたものとして紹介されています。

 

すでにいくつかのサプリメントや健康食品が発売されていますので、
ご興味のある方は是非ご覧下さい。

 

 

 

 

腎不全はとても怖い病気です。
しかし、今の進歩した医療技術があれば治らない病ではなくなりました。

 

人工透析という延命方法や、
あらかじめ予防をすること、病気のことを知ってできることはたくさんあるはずです。

 

患者さんはもちろん、そのご家族の方々にも是非知っていただきたいと思っています。
大変な病気には家族全員で立ち向かう必要があるからです。

 

当サイトを通じて、
少しでも多くの方々に腎不全のことや腎臓の病気のことが伝わればと思っております。

 

 

 

 

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