腎臓病の食事療法は、制限すべきものは制限し、必要なものは充分にとることが大切です。

腎不全の食事療法

 

食事療法

腎臓病において、食事療法はとても大切であり、
腎臓病の進行を遅らせるという目的で行われています。

 

人工透析を行う前の保存期の場合は、食事療法により腎不全への進行を遅らせることも可能です。
腎臓病の食事療法とはどのようなもので、どのようなことに気をつければよいのでしょうか。

 

 

腎臓病の食事療法とは

腎臓病の食事療法は、
腎臓の機能の低下や、腎不全の進行を抑えることを目的としています。

 

腎臓病になると、本来腎臓が行っている排泄機能が衰えています。

 

腎臓が排泄を行う、尿素、クレアチニン、窒素、ナトリウムなどが体に蓄積して大きな負担をかけ、だるさや、高血圧などをおこします。

 

食事療法では、制限すべきものは制限し、必要なものは充分にとるなど、正しい方法で行うことが大切です。何でもかんでも制限するというのが食事療法ではありません

 

腎不全でも、その度合いにより食事療法は違い、
各患者さんそれぞれの病状に適応して食事療法がおこなわれています

 

 

 

食事療法の3つのポイント

 

腎臓病の食事療法の大切なポイントは、

 

たんぱく質を摂りすぎないようにする

たんぱく質を摂りすぎると、腎臓からしか排泄されない、尿素、窒素、クレアチニンなどが多くなります。1日に摂取しても良いたんぱく質の量を、できれば良質のたんぱく質の卵、魚、大豆などから摂取するようにします。

 

たんぱく質は重要な栄養素で、必要最低限の量は摂ることが大切です。
体重によって必要量が異なり、体重1kgあたり、0.5gが必要量となっています。

 

気を付けたいのが、ごはんやうどんなどにも、たんぱく質が含まれていることです。
野菜や果物にも含まれているので、肉さえ食べなければよい、というものではありません。

 

 

エネルギーを十分にとる

エネルギーを十分にとることで、たんぱく質を体内で有効に使うことができます。

 

エネルギーを必要量とらないと、足りないエネルギーをたんぱく質を分解して使おうと体が反応します。そうすると、窒素などが増え、腎臓に負担をかけてしまいます。

 

高エネルギーでたんぱく質を含まない油などを上手に取り入れることで必要量を摂ることができます。

 

 

塩分を控える

腎臓の機能が低下していると、ナトリウムの排泄機能も衰え、塩分の摂りすぎは高血圧になってしまいます。1日の摂取量は3~6gに抑えるようにしましょう。

 

加工食品、ファーストフードには、塩分がたくさん使用されているものが多く、注意が必要です。

 

醤油と塩

調理の際には、減塩しょうゆや、レモン汁などの酸味、ハーブ類などを上手に取り入れて、塩分が控えめでも、調理のアクセントを利かすことで、おいしく減塩料理を食べることができます。

 

 

その他の注意点

腎臓病では水分も体内にたまりやすく、水分の制限、カリウムの制限、等も行われ、医師の判断で症状により対応されます。